佐世保島原UWR顛末 Part2

4.愛野まで

大村のCPの充実度は、新体制になっても変わりません。おにぎりやらパンやらみそ汁やら、隅のほうにはカップラーメンおいてたような。。。そんな天国のようなCPを5分足らずで後にして、これから鈴田越えに挑みます。とは言っても別府100の立石越えに比べればなんてことありませんが。ここまで来ると前にも後にも誰もいません。ある意味自由です(笑)。

峠越えれば諫早市街。いよいよ国道57号に入り、しばらくして諫早の給水所。ここでもしっかりと給水です。ここのスタッフの皆様方はにぎやかでございました。出発してすぐ時計見ますとまだ午後9時前。ここまで去年とペース変わりません。昨年まではここ過ぎてしばらくして右側に横断してましたが、今年はそのまま進みました。鷲崎信号手前で1人追い越し。昨年はここでペース落ちましたが、今年は順調です。真っ暗闇をひたすら進み、諫早東高の信号が見えれば愛野はもうすぐそこ。

愛野到着は22時40分ごろでございます。

5.古部〜湯江まで

愛野はトイレもないので速攻通過です。ここで2名のウォーカー様に追いつきます。1名は明らかに私よりペースダウン。速攻で追い抜かせていただきました。そしてもう1名。109番の人です。このお方はなかなかのペースで進んでます。追いかける体力は十分にありましたので、古部までの7km、ずっと後方にぴったりくっついていました。さぞ鬱陶しかったでしょう。まあ、これも作戦のうちですので。

そういえば、愛野の先に突如現れる「急に吠える犬」。今年も元気に吠えてました。暗闇の中急に吠えるので、萎縮する人も多いこの犬。一部の105ウォーカーでは有名です(笑)。

さて、その間に別のもう1人の明かりが。大村で先に行っていたM師匠でした。109番の人と進んでいるうちに追いついたのですが、途中の自動販売機で止まったので、そのまま先に行かせていただきました。古部(今年は給水のみ)で若干バテテきたので、109番には先に行っていただき、マイペースの歩きに切り替えです。

ここからはいよいよ本当に1人旅です。西郷から先の裏道を過ぎれば、魔の差サッカーボールゾーン。ここはもう何も考えずに行くのみです。サッカーボールが消えてしばらくすれば湯江CP。到着は1時40分くらいでした。

6.島原城まで

この時点で実は体が水分を受け付けなくなってました。それでも一応お茶をいただいて、のどが乾かないようにしました。

そしてここでひとつ気がかりが。古部通過時に順位が10番目だと聞かされておりまして、10位以内だと始発で帰れないかも?」という思いが頭を駆け巡ったのです。いっそのこと1人先行させるか、とか思ったものです。ただ、1分1秒でもこのきつい思いから解放されたかったので、そのまま行かせていただきました。万が一の時は断りを入れよう、と思ってました。

(のちにこの思いは杞憂だったことが判明したのですが(笑))

そしてようやく島原市街地。無心で歩き続け、ようやく最後の誘導の明かりが。今年から島原駅まで遠回りせずにそのまま島原城に進めるのです。ここ曲がれば終わったも同然です。俄然ペース上がります。そしてゴール手前で、再び109番の方の背中が目に入りました。すでに順位を上げようなどは全く思ってませんでしたので、追い越しはあきらめました。そしてゴール。15時間06分56秒。順位は9位でした。この結果は正直、びっくりでした。

(Part3があるらしい……続く)