行橋別府100キロウォーク 2014 結果

まずは結果から。

21時間16分45秒 完歩です。

ただし、道中のペース配分はハチャメチャです。

宇佐までの62kmは9時間ちょっとで着いた反面、ゴールまでの38kmは実に12時間かかっております。特に最後の日出CP通過から別府到着までの14kmは、6時間以上かけて到着しております。

当日の作戦は以前より思案していた「最後尾からのスタート」。

その作戦通り、13時15分にスタートいたしました。

人の列をかき分けながらマイペースでぐんぐん前に進んでいきます。18時30分ごろ中津到着。中津では、水とバナナと梅干いただいて即出発。宇佐到着は22時30分。ここまでの所要時間9時間15分くらい。昨年の宇佐到着は20時47分ですから、集団をかき分けながら進んだロスを差し引いても若干遅れ気味のペースでした。

宇佐ではしっかりお食事いただきました。今回はうどんではなくカレーライス。

食った後で感じましたが、物足りない量でしたね。あまり満腹感がありません。正直、「いつも通りうどん&いなりにしておけばよかった」と後悔しております。これが後々燃料切れ起こすきっかけとなったかもしれません。

立石峠はどうにか制覇。居眠り防止サイレンは相変わらず健在です(笑)。通常この時期の立石峠では、気温が10度前後まで下がるのですが、この日は19度。いつも宇佐から施している防寒対策が仇となったようです。噴き出す汗が乾かないのです。乾かないから汗が発散しない。それが原因でだんだん体が熱を持つ感じになってくるのです。それにもまして前日の睡眠不足がたたって眠気も発生。七曲入口でコンディションは大幅に狂い始めます。

通常なら七曲り入口でバナナ二切れくらい食らって「いっちょいったるでオラ〜!!」という感じでぐんぐんあの坂上るのですが、今年はバナナ食う元気すらありませんし、上り坂もチンタラ歩きでした。そういえば七曲入口ではN堀さんにお目にかかりました。「え??」と驚きましたが、N堀さんも睡眠不足で不調だということをお聞きしました。10分くらいご一緒させていただきました。七曲りを超えたあとはついに赤松峠入口のバス停ベンチで30分くらい仮眠しちゃいました。赤松越えのとちゅうでは水分も受け付けなくなり、ついにリバースも開始。そのうちリバースするものもなくなり、お腹の中も空っぽになっちゃいました。

日出に到着したのはもはや何時頃なのか覚えておりません。(推定3時半ごろ)

とりあえず眠気解消のためここで一気に仮眠です。たぶん2時間くらい寝ていたかもしれません。目が覚めたらなんとすぐ横にTZさんのお姿が。時計見たら5時半。しばしTZさんと歓談タイム。この後TZさんと同行しようかと思いましたが、予想を超える体調不良で、逆において行かれそうな気がしたので、先にお見送りして、私は約10分後に出発しました。

水分受け付けない、汗出ない、体温上昇、吐き気あるけど吐くもの出てこない。こんな状況ではまともに歩けません。このまま歩いてたらやばいんじゃないの?と思ううちに90km地点あたりでリタイヤを決断。

大会本部にリタイヤの電話連絡。指定場所じゃなかったので先方は若干戸惑ってましたが、大まかな場所を伝え、「青い警告灯のワゴンの救護車が来たら合図してください」伝えられ、その場所で待機。すぐにでも来たらもう飛び乗ったでしょうね。しかし待てども待てども救護車は来ない。1時間経ても来ない。気づいたら1時間半経過してました。これだけ待ってると微妙に体調が回復している感じがするのですね。「こりゃあ待ってる間にも進めたよな」と思いながら救護車の行方を見渡しながら少しずつ歩き始めました。結局3km進んでも救護車は見かけない。いつのまにか救護車の行方はどうでもよくなってきたのです。

それでも5km歩けばまた調子は下降します。残り3kmの地点の上人ヶ浜公園でもう30分仮眠し、再び歩行。そのうちに体を冷やすために頭から水をかぶり体全体をあえてずぶ濡れにし、気化熱で体温下げるという強硬手段をとりました。この作戦は功を奏したようです。台風前で風があったので、うまい具合に体が冷やされます。この直後、コース上でYさん・Fさん・Mさんの3名とお目にかかります。「よし、この3人と一緒に行こう」と思った瞬間にゴールできると確信。ICタグもまだ回収されてませんでしたので、大会本部に「リタイヤ撤回と迷惑かけたお詫び」の連絡をさせていただきあとにゴールまでご一緒させていただきました。

今回の反省点は衝動的に行った「リタイヤの判断」でしょうね。

正直「早くこの状態から解放されたい」という思いで本部に連絡したのは確かです。しかも指定リタイヤポイント以外の場所でしたから罪深いですね。いかに注意事項を理解していないか思い知らされました。冷静に考えると自己管理の範疇内での出来事ですし、安易に本部に連絡してしまったのは大きな汚点だと思っております。非常に申し訳なく思っております。

この連絡によって大会本部の行動にもおそらく影響が出たのでは?と想像しております。自分の都合で安易に人様に迷惑かけないよう、完歩に向けての自己管理をきちんとするべきだと感じました。言うまでもなく、今回の出来事は今後の大会参加で同じ過ちを繰り返さないための反省材料として心に刻んでおきます。