顛末 part2

愛野では約10分の休憩です。そして、不要と確信した荷物を車で伴走している嫁に預け、0時45分スタートです。ここからは気力のみの歩きです。足はすでに痛み始めております。次のCPまではわずか7km。到着したのは1時51分。これだけの足の痛みにもかかわらず、時速6キロは維持できているようです。

古部のCPは休憩をせずにそのまま通過です。そのまま次の湯江CPへ向かいます。思えばこの区間が私にとって一番苦難な場所でした。ひたすら暗闇の中を進むだけ。そして旧国見町内では噂に聞いていたサッカーボールの街灯の登場です。次の湯江にたどり着くにはこの街灯の続く場所を抜けなければなりませんが、何しろこれが長い長い(笑)。「まだ続くのかよ〜!!」と何度も心の中で叫んでおりました。サッカーボールの街灯が普通の街灯に変わってしばらくして4時07分、ようやく湯江CP到着です。

ここまでくればもうあと10km。足は痛むものの、歩きを諦めるほどではありません。18時間切りも現実になりつつあるということで気合も入ります。CPのすぐ横のコンビニで最後のエネルギー補給をし、4時15時分に出発です。
この区間はもう終わりが見えているので本気モード炸裂です。空が次第に明るくなり、残り5km地点通過。時計を見ますと5時03分。「別府100キロならここで終わりなんだけどなあ」と一瞬だけ思いました(笑)そしてラストスパートです。ゴールの島原城手前で坂道がありましたが、もうお構いなしです。そのまま進み、5時48分に無事ゴールいたしました。最後の5km、45分で進んでたんですね(笑)。ゴールの瞬間は「ああ、終わった」とあっけないものでした。しかし、時間が経過するにつれ、成果を形で残せたという充実感が次第に増しているは確かなようです。ひとまずはゆっくり体を休ませます。次回のことは後で考えることにします。