感想文集の感想文

12時出勤22時終了。

昼休み前に自己中野郎のクレームを体いっぱいに浴びてまいりました。

さて、100キロウォークの感想文集が届きました。というわけで今年もまいりましょう。感想文集の感想文。

今回私が印象に残ったのは、S286の方の感想文。救護車スタッフのお方です。私が第10回100キロウォークで初参加し日出でリタイアしたとき、この方に別府まで送っていただいたことを今でも鮮明に覚えております。(もっともこの方は覚えていないでしょうけど)この時に救護者担当のスタッフの大変さを直に聞いておりましたが、とにかく宇佐から別府まで何往復もするのだそうです。その時間、ほぼ1昼夜だとか。。。ボランティアの持ち場はいろいろあれど、この救護班の大変さはとにかくハンパないとのこと。初参加ながら救護班スタッフの苦労を目の当たりにしたのです。そして次回は絶対に迷惑かけないよう、完歩を誓ったのでした。

 この方の感想文中で、一部の心無いリタイヤ者からのクレームのことに触れております。大会規模が大きくなって、今年はリタイア者だけでも1100人を超えてます。主催者側の本音を言えば、極力完歩を目指してもらいたい。そしてリタイアは極力CPでやってほしい。と感じているかもしれません。でも、実際にCPでリタイヤ手続をとった人は4割程度。CP間は20km以上の長距離になるので、所々に指定リタイヤポイントを設けて最善を尽くして対処しております。

 

 今年の救護班の人数は11人。CP・指定ポイントでのリタイヤの場合、大型バスでの輸送でカバーできますが、それ以外の場所でで動けなくなりリタイヤした場合ときに、救護班の出番となります。救護班は大会開催中、コース上で選手に異常がないか常に行き来しながら巡回しております。そして異常あればその場所まで急行します。当然レスポンスタイムにも長短があります。途中リタイヤした人の心情からすれば、確かに救護が来るまでの時間が長く感じてしまうでしょう。だからと言って、スタッフに毒づくのはやはり何か違うと思うのです。指定リタイヤポイント以外の場所で、「救護車が来るのが遅すぎる!!」と吠えるなどもっての外。そもそもこの大会の参加表明も途中リタイヤも自分の意志で決めたこと。自分の意志で決めたことに対して、他者に責任を求めるなど、愚の骨頂なのです。

自分の苦労だけ訴えて他者の苦労には関心のないような、そんな人にこの大会には関わってほしくない、と心底思うのです。

 救護班のみならず、この大会にはいろんな役割を持ったスタッフがいらっしゃいます。ほとんどのスタッフの方が自分の貴重な時間を、無償で大会のために捧げてくれているのです。クレームをつける人ってたぶん、「参加選手が上位でスタッフが下位」なんて考えていらっしゃるのかもしれません。これは明らかに誤りです。この大会に選手として参加する人は、スタッフからいろんな分野でサポートいただいていることに、素直に感謝しましょう。そして選手の皆さんはスタッフに対して「感謝の心を示す」ことでスタッフへのサポートとなるはずです。大会に関わっているという部分では選手もスタッフも立場は同じなのです。行き着くところは参加者とスタッフの2者間でお互いがお互いをサポートする。これが理想的だと感じております。

以上。