シュプレヒコールの波

「世の中はいるも変わっているから
頑固者だけが寂しい思いをする」

シュプレヒコール」という言葉を最初に聞いたのは、おそらく中島みゆき様の「世情」という曲で聞いたのが初めてでしょう。「腐ったみかん・・・」で有名になってしまった曲ですね。でも、中学校の頃から中島みゆきフェチだった私は、それよりも以前にこの曲を耳にして、厨房ながらこの曲に感動したものです。

郵政民営化になってからはじめての郵政グループ社員による「ストライキ」で行われていたことを知る人がどのくらいいるでしょう。部内者でもおそらくいないのでは、と思います。職場内でも当然話題にすらならないくらいです。組合員数わずか数百名の小さな労働組合が起こしたこのストライキ、参加した組合員は全国10の支店で計42名と、こじんまりとしたものです。テレビのニュースでその様子が流されておりましたが、なんだかなぁって感じです。例えていうなら勢いの衰えたお父様がマスターベーションしているような、そんなふうに見えてきます。彼らの表情がなんとなく「寂しい」表情にも見えてまいります。目まぐるしく物事が変わる今の世の中において、彼ら「頑固者」はまさに「寂しい思い」をしているのかもしれません。